先取り算数 鬼か蛇か

2023年中学受験、サピックスより算数先取り学習で逃げ切るぞ(の奮闘記)

図形の必勝手筋・・手強い

プラスワン問題集の前にワンクッション入れるために導入した図形の必勝手筋ですが、実際やってみるとかなり難しいレベルであることが判明。カード形式なのでササッと解かせるイメージでしたが、やらせてみたら息子からもクレームを受けてしまいました。A〜Dレベルの問題のうちA・Bだけの予定でしたが、再度各問を吟味していくと、Bレベルもかなりの割合でまだ難しいと思いました。結局、僕がほぼ全問のレベルを事前調査して、B問題の半分くらい落としながら、一部のC問題を昇格(降格?)といった選別をしました。結果、平面図形(2冊中1冊目です)の全234問のうち60問を選択(後に85問に再修正)し、この60問に慣れさせてからプラスワン問題集に進めるよう計画微修正です。本屋で見たときに想定したような「ササッと解かせる」スピードでは進まないこともわかったので、60問くらいがちょうどいいかもしれません。もう1冊もありますし。。

あと、カード形式なのはいいけど、ツルツルなカードなので書き込みができないです。一度解いた問題を思い出すにはいいのですが、最初に解かせてみる際は書き込みしないと苦労します。というわけで、全問コピーして、書き込み用のプリントも別途用意しました。

しかし、中学受験の算数は難しいと聞いてはいたが、本当になかなか手強いです。平面図形の最後の方にはチェバの定理やメネラウスの定理を使った問題が出ていたり、僕自身が高校受験時代に初めて知ったものも多いし、数学の得意だった僕が高校受験でチャレンジしていたような問題がゴロゴロ出てきます。いや、ホント中学受験の小学生の皆さん、ご苦労さまです。。

5年生前期の計画立案

5年生前半の夏までの期間は、大方針としてはプラスワン問題集を仕上げることとします。ただ順番に問題を解かせていくのではなく、先週整理した課題克服のために、項目ごとにやり方を変えることにしました。補助教材も使っていきます。プラスワン問題集を大きく分けると、Ⅰ:文章題(12ページ)、Ⅱ:図形(14ページ)、Ⅲ:計算・規則性・論理(14ページ)、テーマ①〜⑫です。テーマをⅠ〜Ⅲに再分類して、それぞれやり方を考えました。

◆Ⅲ-1~14+テーマ⑪⑫:計算・規則性・論理

この項目は、とにかくこなしていくことにします。思考力強化になりそうな問題が多いので、期間集中でやるのではなく、1日2題とかで散りばめて解かせていきます。(既に16ページ中10ページくらい終わってます。)

◆Ⅰ-1~12+テーマ①②:差と和・割合・速度の問題(テーマ②は図形上の点の移動→図形ではなく速度に分類)

ここでの課題は「線分図」「面積図」「ベン図」などの図を必ず書かせること。今まで息子は図を使いたがらなかったけど、これからは解ける問題でも図を書かせるように矯正していきます。まずは練習のために、解かせる前に僕が回答を読んで、どの図を使うかを指定して問題を解かせることにしました。プラスワン問題集の最初には「書いて考える・書きながら考える」という講義がついていて、このフレーズがすごく僕の心に響いています。これができないと算数力が伸びないと確信!この講義を適宜使うのと、あと、勢いで購入してしまったステップアップ演習の「線分図で解く10題」「面積図で解く11題」とかも適宜加えていこうと思います。(どう使うか悩んでたけど、ようやくステップアップ演習の使い方のイメージがつきました。ピンポイント強化で、この章だけでいいかもしれない。)

◆Ⅱ-1~14+テーマ③〜⑩:図形

何項目か進めた感触では、まだ準備不足。応用自在とプラスワン問題集とのギャップを一番感じる領域です。応用自在の問題は理解していても、複数の解き方を組み合わせる力が不足しているようです。そこで、東京出版の図形の必勝手筋という問題集(平面図形と立体図形の2冊ある)を先にやって、もっと図形に慣れさせることにしました。この問題集、例題が44題 x 2冊あって、その例題に対応した問題カードが複数(だいたい1題〜7題くらい)ついているカード形式のもの。他の問題集とは少々毛色が違っていて、問題構成とその解説のシンプルさに惚れました。とにかく算数はシンプルに考えるのが一番大事!カードでは難易度がA〜Dで記されていて、当面はA・Bを中心にやっていくこととして、これをこなしてからプラスワン問題集に進み、その後カードのC・Dをやっていこうかと。あともう一つ、立体のイメージ強化として、学研の立方体の切断の攻略というのも補助教材で用意しました。

 といった感じで、夏までに課題克服しながら、プラスワン問題集を仕上げていきたいです。

春期講習終了、応用自在を一通り終え、課題の棚卸し

サピックスは5日間の春期講習を終え、いよいよ来週から正式に5年生カリキュラムに突入します。先取り学習の方は、3月の間に、延期していた応用自在の残項目(濃度算・損益算・旅人算〜流水算・ニュートン算)も終えて、予習シリーズ〜四科のまとめ〜応用自在〜応用自在問題集[重要問題]が一通り完了になります。苦しめられた「速さの比」は、予習シリーズを徹底的に繰り返すことで、なんとか次の「プラスワン問題集」に進めていけそうです。(→予習シリーズの速さの比はレベルが高いと思います。)

ここまで振り返ってみて、重点的にやった対策と、まだこれから重点対策が必要そうな残課題を整理しておきます。

◆これまでの重点対策

・平面図形(面積):円のからむ図形や等積変形は、当初計画に追加して、予習シリーズの練習問題や応用自在の問題を多めに解かせることで期間集中対策。→4年夏あたりに実施。効果あり!

・規則/推理:思考力の強化として、少量x高頻度を長期にわたって実施。応用自在の全問題とプラスワン問題集を先行して実施。→効果不明だがやった感あり。

・小数の計算:これは特に対策無しだが、ただただ暗算をしないようにだけ指導。計算コンテストなどでの自然解決に期待。→ミスは減ってきた気がする。

・面積図を使った解法:息子はすぐ頭の中だけで考えてかえって時間がかかっているように見えるので、正解できた問題でもしつこく面積図での説明をしてきた。息子には半ば敬遠され続けてきたが、3月に取り組んだ「濃度」「速度のつるかめ」あたりで、ようやく面積図を使え始めた気がする。

・消去算を数式で解く:これも息子が頭の中だけで解く傾向があり、変数が3つになると解けない。数式で解いた方が断然早いこともあり、しつこく数式を教え続けてきたが、まだその解法にピンときていない様子。→要継続。

・速さと比:とにかく3月の1ヶ月間は毎日3問は解かせて、速さ問題の感覚に慣れさせる。今の所効果あり。これからもう半月くらい追い込みをかけ、得意分野への昇格を狙う!

◇残課題

・平面図形(比):プラスワン問題集をやらせてみたところ、ほぼ全問不正解。惜しいところまで行くのだが・・応用自在とプラスワン問題集の中間の練習が必要そう。立体図形の比についても同様のことが言えそう。

・回転体/立体の切断:たぶん理解不十分な所が多々潜んでいるので、後回しにするのは危険。もう少し立体感覚をつけなければいけない気がしており、早目に要対策。

・[全分野]途中式や図を書くこと:書きながら整理して考える、、ずっと教えてきているけどなかなか身につかない。これはいつ覚醒することやら。。現状レベルの問題は、下手でも途中式を書かずに解けてしまうのが厄介。。

 

サピックスの5年生年間学習表を見ると、ちょっと進捗が遅いのではないかと不安になります。テキスト内容もちょっと物足りないし。。このテキスト内容ならもう半年くらい前倒しでカリキュラムを組んで欲しいけど、実績はあるのかと思うと疎かにもできず。。どうしても不安が残るので、先取り学習でリスクヘッジしていきます。