先取り算数 鬼か蛇か

2023年中学受験、サピックスより算数先取り学習で逃げ切るぞ(の奮闘記)

量をこなすことと問題の難易度について

サピックス5年になってテキストも少し変わってきました。まぁ量が多くなったというのが主ですが、一部(Dプリント・入試問題に挑戦)は少々難しくなってました。Dプリントあたりを5年サピックスの難易度とすると、先取りでやってきた家庭学習の難易度と比較して次のようなイメージです。

①「予習シリーズ」 < ②「4年サピックス ≒ 四科のまとめ」 < ③「5年サピックス ≒ 応用自在」 < ④「プラスワン問題集[現在取組中] ( ≒ サピックスの入試問題に挑戦)」

サピックスはとにかく繰り返しによって量をこなすというのが特長のように見えます。授業テキストもあれば、復習用テキスト+宿題用A〜Dプリント(C・Dしかやってない)、別冊の復習テキスト(やっていないT_T)、毎日の基礎トレーニング(週1くらいしかやってない T_T)、週3回の塾での小テスト(なぜか成績が悪いT_T)。。。こんな感じで、数値を変え、形を変えながらも、ほぼ同じ内容の問題をしつこくやらせてきます。僕としては、この繰り返し量をこなす形はあまり好みでは無いのですが、息子にとっては効果があるかもしれません。とにかく、学習した問題・できるようになった問題を日を置かずに繰り返しやっていって、解くスピードを上げていく(=瞬発力をつける)というのが、より難易度の高い問題を解く伏線になっているかも、とも感じるところもあります。(僕から見ると、本当に同じような問題ばっかり繰り返していて、多様性が無いのが気持ち悪い。大量な割には「応用自在」よりも問題パターンが少なく、もっと変化のある問題を出さないのか?と思うところもあるけど、逆にこれがいいのかもしれない・・?)

というのも、今、先取り学習では「プラスワン問題集」をやらせ始めているのですが、13ページ(全52ページ中)くらいやってみた感触で、でき具合にかなりばらつきが出ています。応用自在の例題を1題3分以内で8割以上できるようにした範囲からプラスワン問題集に進めていて、どの範囲も同じくらいの理解度に仕上げてきたつもりでしたが、、、サピックスで習った範囲はプラスワン問題集も4〜6割程度がサッと解けるけど、まだサピックスで進んでいない範囲は1〜3割(7〜9割は時間がかかる・ヒントが必要など)といった感じがあります。ただ、4年生範囲は比較的内容も簡単ということもあるので、このばらつきの原因が4年生の範囲だからなのか、サピックスで進めた範囲だからなのかがまだわからないのですが、少し自分の進め方・進行速度に疑問を持ち始めてもいます。つまり、難易度を上げずに量をこなして1問あたりのスピードを上げるか、難易度を上げながら基礎を固めていくか、どちらを優先するかという選択肢が出てきました。僕自身の経験(高校・大学受験ですが)では、後者のやり方が良いはずですが・・上記で挙げた①〜③で言うと、難易度を上げていく方が息子にとっては良かった手応えはあるものの、④のレベルに行くのに少しやり込みが不足している点もあるのではないか、という懸念とも言えます。今までの「①予シリ→②四科のまとめ→③応用自在」の各ステップよりも「③応用自在→④プラスワン」のステップの方が幅が大きいのは確かなようです。

まぁ、まだわからないので、しばらくは頭の片隅に置いておこうと思います。具体的な状況で言うと、平面図形の比・相似の箇所でプラスワン問題集が足踏み状態になっているだけなので、ここだけ強化対策をすれば済む話かもしれません。あるいは、この範囲だけ応用自在とプラスワン問題集の難易度の乖離が大きいのかもしれない。教えている側の感触としても、この乖離は感じます。なので、図形の個別対策を入れたり、このポイントだけプラスワン問題集と比べて迷った「ステップアップ演習」を使うとかも考えられるので、まずしばらくはプラスワン問題集で他の範囲も進めてみます。なるべくならば、量をこなすのはサピックスの演習にお任せしたいので、問題集を増やしたくないですが・・

(あ、3月の組分けテスト後〜春期講習までの期間は、「応用自在」で残している旅人算〜流水算あたりを先にやります。その後、プラスワン問題集に戻って、途中に個別対策を入れたとしても7月には終わらせたいな。)