先取り算数 鬼か蛇か

2023年中学受験、サピックスより算数先取り学習で逃げ切るぞ(の奮闘記)

図形の苦手。。「教える」だけでは駄目かもしれない

プラスワン問題集の図形編、Ⅱ-4,Ⅱ-5は平面図形の比の項目で、大きく躓いております。元々1月頃にやらせてみたときにも全問不正解で課題視していて、4月から1ヶ月くらいかけてステップアップ演習と図形の必勝手筋を駆使して段階的に教え、定石的な図形の捉え方をみっちり仕込んできました。そして、ある程度解法の手筋を仕込んだ上でⅡ-4の問題を再度やらせてみたのですが・・結果は6問中正解1問という信じられない結果。。。これまで仕込んできた内容から考えて、少なくとも4問は軽く解けると確信してやらせてみたのに、この結果は信じ難い・・・

嘆いてばかりはいられず、いくつか考え改めます。まず、息子にとって図形は、他の文章題等に比べて劣っている事実を直視する。あと、息子に対して「わかったふりして本当はわかっていないんじゃないか?」と常に疑うこと。そして何よりこれがショックではあるのですが、僕の教え方も反省しなくてはならなそうだ、という事実です。僕自身、中学高校時代の経験から図形には絶対の自信を持っていて、常に一番効率的な答えを導けると自負しています。それに関しては今でもそう思っているのですが、でも、だからといって、そのまま僕の感覚でコツを教えても駄目だという事実を突きつけられた気がします。現状は、息子が問題で悩み始めたら、頃合いを見てヒントを出したり、問題の捉え方を教えたりしています。でも、もっと時間をかけて自分の視点で考えさせること、答えを読んで何が不足していたかを自分で考えること、今までやってきた問題との共通点や相違点を見出すこと、など、じっくり取り組ませないと身につかない気がしてきました。

僕の息子だし、算数は得意っぽいこともあって僕の思考回路を伝える感覚で教えていたけど、この感覚はちょっと波乱含みな催しです。そもそも「算数は得意っぽい」というのも確信では無く、先取りしていれば誰でも偏差値でリードできるので、それだけのことなのかもしれない。。当たり前かもだけど「息子と僕とは違う」という前提で改めて考えてみると、文章題はかなり優秀であること(時々僕も驚きます。凡ミスの多さにも驚くが・・)、平面図形が劣っているというより僕が秀でている(ハハハ・・でもたぶん本当よ)ということが、なんとなく見えてきました。

幸いにも図形以外の進捗はかなりいい感じなので、その分、図形は時間をかけ、教えるよりも息子が自分で考えること、息子のペースで学習するやり方を模索していきたい。そのために僕ができるのは、適切な順番で問題を与えていくことなのではないかと考えています。