先取り算数 鬼か蛇か

2023年中学受験、サピックスより算数先取り学習で逃げ切るぞ(の奮闘記)

3月復習テストで急降下(→偏差値54) 基礎トレ復活!

3月度の復習テストは油断しすぎたか急降下。過去最低ラインの偏差値54まで落としてしまった。ミスが重なっただけと思いたいけど、客観的に考えると実力のうちなので黄色信号です。

<テスト分析>

点数は103点(150点満点)。全体正解率別の得点結果は次のもの。

・標準問題(正解率70%以上) :11問中9正解(82%) ⇛目標9割

・応用問題(正解率30%〜70%):16問中11正解(69%) ⇛目標8割

・難問題(正解率30%以下)  :2問中0正解(0%) ⇛目標5割

計算問題の1番の(1)から間違えていて、もう初歩から見直しすべきか・・予兆はあって、2月から始まった授業での小テストは6~7割の出来が多かったのが気になっていはいたんです。気が緩んでいただけかと思って、復習テスト前に活を入れていたんだけど結果このザマですわ。今回は詳細分析は抜きにして、これから小テストも点数にこだわることにします。

対策として、週1くらいに頻度を落としていた基礎力トレーニング(5~10分程度)をデイリーで復活させ、さらに点数によってポイント制を導入。同じく塾の小テストもポイント制とし、週単位の合計ポイントで規定以下だと1コマ学習追加の罰則としました。良かった場合の特典(ゲーム時間の追加)もつけます。こんな飴と鞭のような指導はしたくなかったんですが・・できるはずの問題で得点できないというのは緊張感が無いということだし、ダラダラが続くと癖になってしまう。それに、集中力が身につかないと考えます。親が一生懸命勉強時間を増やさない工夫をしているというのに、、なかなか思いは伝わらんもんです。忍忍。

鬼門!「速さと比」は質より量で

応用自在の旅人算で停滞したことをきっかけに、予習シリーズに戻って速度の問題あたりから復習してます。しばらくやってみて気づいたこととして、旅人算が難しいのではなくって、そこに含まれている「速さと比」が難しい! 予習シリーズ5年上で出てくる旅人算は難なくこなしているのに、5年下で3回も出てくる速さと比は初っ端から解くのに時間がかかってました。これまでは、旅人算・流水算・時計算・通過算などの速度の問題がなんとなく苦手なのかなぁと思っていたけど、そうではなくて、これらに速度の比が絡むと複雑になるというのが見えてきました。このあたり、なんとなく体調悪いかな?と思っていたのが、調べて見ると段々と病気の原因が見えてきて、、人間ドックで言うとC判定:経過観察からD判定:要再検査になって、さらに再検査の結果F判定:要治療となったような感じ。再検査をしてみたところ、実は応用自在では「速さと比」という章・節は無く、しれっと旅人算などの中に紛れ込んでいました。それに対して予習シリーズ・四科のまとめでは、「速さと比」という明確な項目があって、しっかりと章立てされています。予習シリーズではまとまっていたからこそなんとか進めていたのが、応用自在ではあまり体系立ってないのでひっかかる原因が掴みきれないように見えます。(速さと比に焦点を当てていない応用自在は教材として要改善でしょう。扱う問題レベルを合わせても、この分野では応用自在より予習シリーズの方が全面的に教材として優秀だと思います。少なくとも息子にとっては。)

速度には速さ・時間・距離という3つの要素があって、比が絡む場合は、問題によって速さで比較するのか、時間で比較するのか、距離で比較するのかという3通りがあり、これが旅人算や通過算などと絡んで、問題をより複雑にするんだと思います。ここをなんとか教えようとしてみたけど、数をこなして体得するのが良いだろう、と思えてきました。というわけで、先取りドンドン進めるのではなく、この範囲に関しては時間をかけて体得させることにしてます。予習シリーズの必須例題・類題・基本問題の復習だけではなく標準問題などもカリキュラムに入れて、予習シリーズを中核としながら四科のまとめ・塾技100で補足し、応用自在は補足的に組み入れる形で再構成、そのままプラスワン問題集(あるいはステップアップ演習)にすすめていく予定にし、問題総動員しながらとにかく毎回5〜6問を解かせています。質よりも繰り返し量で、単純量ではなくとにかく毎日やらせることを重視して、1ヶ月以上時間がかかっても構わない勢いで、克服するまでしつこく重点的に攻めていく構えです。(これらの問題集の問題構成を見ながら思ったのですが、この分野ではおそらく予習シリーズからプラスワン問題集に進んだ方が繋がりが良いです。プラスワン問題集に違和感なく進めるなら、応用自在は不要だと思います。)

治療には時間がかかりそうだけど、まだこの時期なのでモォマンタイ。5年生後期以降で発症するよりは断然マシなはず。たぶん。。

新5年生3月の組分けテスト(→偏差値64)

新5年生の3月度の組分けテストは4年生範囲の実力テストで、この範囲なら先取り学習もプラスワン問題集まで進めている息子なので、少々結果に期待したいところ。結果は偏差値64となかなか良かった。今までマンスリーテストに比べると組分けテストであまり取れていなかったので、これは素直に嬉しい結果。テスト後に見直したところ、ほとんどが勘違い・ミス系だったのでシクッたかと思っていたけど、相対的には悪くなかったようでほっとしました。(算数だけですが。。)

<テスト分析>

点数は107点(150点満点)。全体正解率別の得点結果は次のもの。

・標準問題(正解率70%以上) :5問中5正解(100%) ⇛目標9割

・応用問題(正解率30%〜70%):14問中10正解(77%) ⇛目標8割

・難問題(正解率30%以下)  :11問中7正解(63%) ⇛目標5割

いいのか悪いのか、応用問題と難問題の正解率が均衡しています。全体正解率一桁の問題にも抵抗無く取り組めているのはすごくいい感じです。課題は読み間違えが多いこと。特に今回は顕著に現れていて、「周囲の長さの問題で面積を回答」x2問、「ABの長さを出すのをBCで回答」「奇数の数の問題で偶数も回答」で4問落としている。あと3問が計算ミスで、まともに間違えていたのは1問だけでした。テストの見直しも10分くらいで終わってしまい・・息子に聞けば、テスト中も10分くらい時間が余ったとのこと。。なにかモヤモヤが残ってしまう複雑な気分ではあるが、ここはプラス思考で「まだまだ伸びしろあるよ」と思うに留めることにします。

プラス思考のまま、4年生範囲は順調ということで、これからは5年生範囲をうまく先取りで誘導できるかが勝負になってくると考えて取り組んでいきます。今、応用自在に進めようとして滞っていた旅人算・流水算あたりをやっていて、応用自在に進む前に予習シリーズ(5年下)を再復習しています。けっこうガッツリ復習しないと進まなそうな感じで、予想よりも時間がかかってます。この予習シリーズ(5年下)は、息子の場合、問題はなんとか解けるけどすんなりは解けていなくて、解くのに時間がかかったり、調子が悪いと解けなかったりと、なんとも怪しい領域でした。どうやら息子にとって「速さと比」が鬼門で、頭の中でしっかりイメージできていないのではないかと疑っています。先取りで押さえておいて良かった。ここは僕のポリシーを少し変えて、繰り返し時間をかけ、量をこなすことで定着させていこうと思います。