先取り算数 鬼か蛇か

2023年中学受験、サピックスより算数先取り学習で逃げ切るぞ(の奮闘記)

鬼門!「速さと比」は質より量で

応用自在の旅人算で停滞したことをきっかけに、予習シリーズに戻って速度の問題あたりから復習してます。しばらくやってみて気づいたこととして、旅人算が難しいのではなくって、そこに含まれている「速さと比」が難しい! 予習シリーズ5年上で出てくる旅人算は難なくこなしているのに、5年下で3回も出てくる速さと比は初っ端から解くのに時間がかかってました。これまでは、旅人算・流水算・時計算・通過算などの速度の問題がなんとなく苦手なのかなぁと思っていたけど、そうではなくて、これらに速度の比が絡むと複雑になるというのが見えてきました。このあたり、なんとなく体調悪いかな?と思っていたのが、調べて見ると段々と病気の原因が見えてきて、、人間ドックで言うとC判定:経過観察からD判定:要再検査になって、さらに再検査の結果F判定:要治療となったような感じ。再検査をしてみたところ、実は応用自在では「速さと比」という章・節は無く、しれっと旅人算などの中に紛れ込んでいました。それに対して予習シリーズ・四科のまとめでは、「速さと比」という明確な項目があって、しっかりと章立てされています。予習シリーズではまとまっていたからこそなんとか進めていたのが、応用自在ではあまり体系立ってないのでひっかかる原因が掴みきれないように見えます。(速さと比に焦点を当てていない応用自在は教材として要改善でしょう。扱う問題レベルを合わせても、この分野では応用自在より予習シリーズの方が全面的に教材として優秀だと思います。少なくとも息子にとっては。)

速度には速さ・時間・距離という3つの要素があって、比が絡む場合は、問題によって速さで比較するのか、時間で比較するのか、距離で比較するのかという3通りがあり、これが旅人算や通過算などと絡んで、問題をより複雑にするんだと思います。ここをなんとか教えようとしてみたけど、数をこなして体得するのが良いだろう、と思えてきました。というわけで、先取りドンドン進めるのではなく、この範囲に関しては時間をかけて体得させることにしてます。予習シリーズの必須例題・類題・基本問題の復習だけではなく標準問題などもカリキュラムに入れて、予習シリーズを中核としながら四科のまとめ・塾技100で補足し、応用自在は補足的に組み入れる形で再構成、そのままプラスワン問題集(あるいはステップアップ演習)にすすめていく予定にし、問題総動員しながらとにかく毎回5〜6問を解かせています。質よりも繰り返し量で、単純量ではなくとにかく毎日やらせることを重視して、1ヶ月以上時間がかかっても構わない勢いで、克服するまでしつこく重点的に攻めていく構えです。(これらの問題集の問題構成を見ながら思ったのですが、この分野ではおそらく予習シリーズからプラスワン問題集に進んだ方が繋がりが良いです。プラスワン問題集に違和感なく進めるなら、応用自在は不要だと思います。)

治療には時間がかかりそうだけど、まだこの時期なのでモォマンタイ。5年生後期以降で発症するよりは断然マシなはず。たぶん。。