先取り算数 鬼か蛇か

2023年中学受験、サピックスより算数先取り学習で逃げ切るぞ(の奮闘記)

新4年生(3月の復習テスト→偏差値53)

サピックスでは、年に3回の組分けテストの他に、およそ月に1回のマンスリーテスト or 復習テストがあって、ここで全塾生の平均点やら偏差値やらが出ます。新4年の3月には組分けテストと復習テストがありました。組分けテストは範囲無しの実力テスト、復習テストは2月・3月のサピックス授業範囲からの出題となります。

で、復習テストの結果は「偏差値:53」・・入室テストよりちょっと下がった??ということは、授業を消化できていないのか、他の生徒が頑張っているのか、、同時期の組分けテスト(偏差値:58)と比較して分析してみます。

<テスト分析>

両テストの合計得点は似たようなものです。得点分布を3分類して見てみます。

           [組分けテスト:115点] → [復習テスト:105点]

・簡単問題 [大問1]    全9問(1問ミス)→全9問(1問ミス)

・普通問題 [大問2〜5] 全14問(4問ミス)→全12問(2問ミス)

・難問題 [ラスト2問]   全8問(4問ミス)→全7問(5問ミス)

定量分析ー

簡単問題は同等。(今回、両テストともミスが少なかった。良かった!)

普通問題は復習テストの方が得点高かったけど、全生徒の正解率と比較すると、組分けテストでは正解率40%程度の問題を落としているのに対して、復習テストでは正解率70%程度の問題も落としていました。復習テストの方がテスト対策ができるものなので、テスト対策をしなかった息子は、他の生徒と比較すると劣ったということなのか・・先取り学習の弊害なのか・・

一方、難問題の方は、組分けテストは正解率30%以下の問題を落としているのに対し、復習テストは50%以下から落としているという傾向でした。ここでも、テスト対策をやっていない結果が出ちゃっているかもしれないです。。

ー定性分析ー

復習テストの間違った問題の内容を見てみると、普通問題でミスった2問は、テスト後に息子が見直すと1発訂正で正解!単純なミスなのか。。計算ミスも2〜3割ある息子なので、今はしょうがない、と諦めることにした。

次に難問題の方は、7問中2問しか正解していないので、、歯が立っていない? 中身を見てみると、場合の数・組み合わせの問題で、問題文を汲み取って樹形図に変え、しっかり数えることができるかどうかの問題。息子の問題用紙を見てみると、それなりに考えて樹形図を書いていたけど、結果はほとんどをミスっていました。この問題の難しいのは「問題を汲み取れるか」という点なのですが、息子はその後の「しっかり数える」で間違っていたみたい。こうゆう丁寧な作業が息子は苦手です。4年生のこの時期って、樹形図を丁寧に書く練習をするのかもしれないけど、長い目で見ると場合の数は計算に持っていくことが大切ですよね・・と自分に言い聞かせて。。まぁ、今回はテスト見直しくらいすればいいのでは?と楽観的に見ることにしました。

ー今後の対策についてー

2つのテストを比較してみると、たいして復習をしない息子の先に、しっかり復習して得点してくる前方集団が見えた気がします。でも、離されている感じでは無い。この集団を追いつき追い抜くのではなく、近道をして一気に前に立つのだ!期限は6年生になるまで。まだ2年ある(長っ!)・・引き続き先取り学習に注力していくことにします。

サピックス算数の自宅学習は、授業後の見直し(20分くらい)と、週1のテキスト演習(30分くらい)、毎日の基礎力トレーニング(5分くらい)くらいで継続です。