先取り算数 鬼か蛇か

2023年中学受験、サピックスより算数先取り学習で逃げ切るぞ(の奮闘記)

重点対策③:速さ

4年生の頃から「速さ」に課題意識はありました。それ以来、問題の質よりも量(繰り返し含む)の対処になっている気もして、なかなかブレークスルーしないです。どのような対策が有効なのかは未だに結論出ていませんが、現状の手探り状態として記しておきます。

速さの分野では、まずは本人の実力と乖離のある演習を避ける配慮は必要でしょう。ただ、どの問題集でも各々の中で難易度にばらつきがあるように思い、模範問題の選定に苦労します。今まで家庭で使った問題集としては、予習シリーズはすごく良かったですが、その後の応用自在・応用自在問題集・プラスワン問題集・ステップアップ演習などは、どれも実力定着させるにしっくり来なかったです。(プラスワン問題集は良いと思いますが、他分野と比べて速さは比較的易しめなので、少々物足りない。ステップアップ演習は難問がちりばめられており、何度かやった上で結局あきらめて放置している問題がけっこうあります。。早目に切り捨てる勇気が必要・・?)

他の分野と比べると、「速さ」に関しては結局、サピックス授業が最もスキルアップを感じられ、この夏もサピックスの進捗をベースに置いています。ただ、サピックスの繰り返し演習のメソッドも単調で少々不安なので、隠し味として、4月〜6月に「速さと比:入試で差がつく45題+7題」を使って事前の追加対策をしていました。場合の数で使った補強教材と同じ著者で、特徴として筆者のノートのような視覚的にイメージしやすい解説と、この中の基本の25題には解法が複数掲載されているというものがあります。画一的な解法ではなく、色んなアプローチがあることを理解してもらうために、問題を解かせるのではなく、すべての解法を熟読させました。「速さ」では、同じような問題でも、条件が少し変わるとアプローチがガラッと変わることがあると思います。問題に柔軟に対応するために、色んなアプローチの中から解法を選択した上で、サピックスの授業に当たらせる采配をしてきたつもりです。この効果が今後出てくると嬉しいですが。。

ちょうどサピックス夏期講習の速さ(1)(2)と中学への算数(2022年3月号)も順調にこなせたところなので、これからは過去問や一度断念している中学への算数(9月号)を中心に、実践練習で強化を試みます。